理事長挨拶

保坂理事長

本協会は、「広く国民の書記能力を増進し、記録事務の効率化を図り、公正で正確な発言記録作成技術の普及に努め、もって我が国の文字文化の発展に寄与する」という目的のもとに、さまざまな事業を行っています。

 まず一つは、文部科学省後援の速記技能検定の実施であります。1、2級の合格者は本協会においてそれぞれ1級速記士、2級速記士として認定され、議会や諸会議、講演、インタビュー、シンポジウムなどの発言記録を作成する仕事に従事し、多方面で活躍しています。

 さらに、便利で役立つ速記の技能を多くの方に身につけていただけるように「みんなの速記」の活動を展開し、各地で「速記教室」や「速記共練会」を開催しています。

 また、議会の会議録作成の分野にも力を入れており、毎年、議会事務局の皆様を対象に「全国議事記録議事運営事務研修会」を開催し、議事運営や会議録の作成方法などについて学ぶ機会を提供するほか、比較的経験の浅い方々を対象にした通信制の「会議録作成講座」を実施し、好評を得ているところであります。

 日本の速記は、130年以上の歴史を有しています。この間、速記によってつくられた記録が、さまざまな歴史や文化の証人の役割を果たしてきたわけでありますが、近年は情報通信技術の進展が目覚ましく、発言記録づくりの方法も多種多様になってまいりました。本協会は、こうした新しい技術にも目を向け、発言記録作成技術の向上に努めていきたいと考えておりますので、皆様の速記に対するご理解とご協力を切に希望するものであります。

                   2016年12月
公益社団法人 日本速記協会
理事長 保坂 正春